wondermoony’s diary

日々思うことや好きなことを生意気に綴っていきます。

未来が“目で見える”と心は安定する

心が「不安定」だから「不安」になる。

そして不安の原因はいつも

未来が目に見えないことである。

このあと起こりうることが見えていないと

心はすぐに不安になるという、とても繊細なものだ。

 

未来を予測できる能力がある人ももちろんいる。

それでも不安になるのは、

未来をはっきりとイメージできていないからだ。

 

以下に詳しく記していく。

 

 

 

【1】未来が見えないと不安になる理由

なぜ、未来が見えないと不安になるのか。

不安とはそもそも、脳が「何をすべきか分かっていない状態」のときに

心が連鎖して起こるもの。

だから逆に、あることが発生したときに何をすべきかが分かっていれば

不安になることはない。

 

例えば、大勢の前でのスピーチ。

初めての人は当然緊張し、不安になる。

なぜかというと、

①何月何日の何時から話すのか分からない

②何について話すのか分からない

③会場に何人の客がいるか分からない

④場所が文化会館なのか教室なのか老人ホームなのか分からない

⑤マイクで話すのか地声で話すのかピンマイクをつけるのか分からない

 

…などなど、理由が挙げられると思う。

そう、すべて「分からない」ことへの恐怖なのだ。

 

これらが、

①4月1日の14:00から10分間話す

②結婚式で友人代表のスピーチをする

 (文面は何人かに見てもらって完璧に仕上がっていて、あとは話すだけ)

③会場には両家の親族や友人など70人ほど集まっている。

④〇〇ホテルの△△の間という部屋で話す

 (会場には下見に行っていて、実際に立つ場所で話す練習もしている)

⑤マイクスタンドに立てられたマイクに向かって話す

 音声は会場の両脇の上にあるスピーカーから流れることを練習で確認している

 

といったように、

目に見えるようになっていくと不安は少しずつ解消されていく。

この例でなんとなく想像できるのではないかと思う。

さらに、何度もスピーチを頼まれて場慣れしていくと

「ああ、結婚式のスピーチね。はいはい、やったげるよ」という風に

「簡単なこと」に変わっていく。

 

では、このような「仕組みづくり」をどうやってやればいいのだろうか。

 

 

【2】「未来を目に見える」ようにする仕組み

 

結論から言うと、

この仕組みは

「分からない」を「分かる」に変えていくことで出来上がる。

 

順序としては、

①いま自分が悩んでいることについて、

 何が分からないのかをはっきりさせる

②そのなかで「分かる」に変えられそうなもの

(未来が予想できるもの)から変えていく

③現時点で「分からない」状態のものは

 いつ「分かる」に変わるのか期限を明確にする

④自分が考えなければいけないこと以外を排除する

 

これを、自己分析のひとつとして

スキマ時間で行っていくことが大事だ。

 

 

【3】よくある日常風景を例に、考え方を解説

 

では、ありがちな例で考えていこう。

例えば「店長に気を遣うばかりで仕事が楽しくない」という悩み。

 

①いま自分が悩んでいることについて、何が分からないのかをはっきりさせる

 

分からないことは、

A)店長に気を遣わないでいると何が起こるか

B)店長との無駄な会話を辞めると何が起こるか

C)従業員が少ない中で店を辞めると何が起こるか

D)楽しくない状態で仕事を続けると何が起こるか

E)収入が安定すると何が起こるか

 

 

②そのなかで「分かる」に変えられそうなもの(未来が予想できるもの)から変えていく

 

A)【パターン1】

店長の機嫌が悪くなり、自分への当たりが強くなる

  →店に居づらくなり、辞めざるをえない状況になる

【パターン2】

 気を遣われすぎていて疲れていた店長が、気楽に感じるようになる

 →お互い自分らしくいられて、職場の環境が逆に良くなる

B)余計なことに時間を使わなくてよくなるため、日々が充実する

  構ってちゃんの店長なら、誰も話してくれなくなることを不満に思う

C)店を毎日営業するのが厳しくなり、

  週何日かだけの営業になるか、閉店に追い込まれる

D)楽しくないのが客にも伝わり、

   客が離れていったり、店内の雰囲気が悪くなったりする

E)好きなものが買えたり、時間を手に入れられたりするため、

  日々が充実する

  お金を稼ぐ方法など自分で考えなければいけないことが増える

 

 

③現時点で「分からない」状態のものはいつ「分かる」に変わるのか期限を明確にする

 

※だいたいのことは予想くらいならできるため、

 「予想」=「分かる」としてしまうといいかもしれない。

 

 

④自分が考えなければいけないこと以外を排除する

 

A、B、Cは店や店長自身の問題であるため、

自分が考えるべき問題ではない。

→排除。

 

D、Eは自分の問題であるため、

考える必要がある。

→これらに意識を集中させる。

 

 

【4】まとめ

 

ここまでの内容を、

実際に紙に書きだすと、効果がUPする。

目に見える状態にすることで、いちいち考える手間を無くせるからだ。

頭の中で完結させようとすると「目に見えない」から

不安が広がっていくだけだ。

分からないことをひとつずつ潰していこう。