wondermoony’s diary

日々思うことや好きなことを生意気に綴っていきます。

従業員って結局…

 経営者の言うことを聞いて、順に務をこなす人

言葉の通り「従業員」なのだと思う。

 

従業員になる人は、自らの意思でその会社の採用面接を受け、

志望動機や会社に貢献したいことを社長などに述べ、

会社に気に入られるよう、動いている。

 

だから、会社に不満を言うとか、通常はあり得ないのだ。

法律で永年勤続が義務付けられているわけでもないから、

嫌だったら辞めればいいのだ。

 

それでも飲みの席などで会社の不満を言う人は何なのか。

…すべて、言い訳なのだ。

 

親や家族、社会の目を気にして、

自分の考えと合わないという理由だけでの辞職には

簡単には踏み切れない。

 

そんな社内でも上の地位にはいたい、

後輩になめられたくない、

仕事ができない人だと思われたくない…みたいな自らのプライドを守るため、

昇進のために、自分を押し殺して上司に気に入られようと動く。

 

しかし、当然、やりたくないことを無理してやっているから、

ストレスがたまる。自分に自信が持てなくなる。自分が分からなくなる。

そして蓄積された鬱憤は、自分の支配下にある親や家族、部下に向けられる。

そして家族、家庭、社内での人間関係が崩壊していく。

そのなかでも自分についてきてくれる後輩たちと徒党を組み、

「社員の権利」を振りかざして、会社に反旗を翻す…。

なかなか横暴ではないだろうか。

 

そもそも当の本人は、入社当時、こんな未来を想像していただろうか。

入社前は社会人経験に乏しく、

「仕事」に対して憧れを持っていたところがあったはずだ。

しかし、現実とのギャップは大きく、

自分の理想に近づけようとするほど逆に遠ざかり、

描いていた未来「幸せ」とは真逆の「我慢」という結果が待っている。

私はここで、「幸せ」の対義語として「我慢」という言葉を使ったが、

世の中的には「幸せとは、我慢だ」という風潮がある。

 

恋愛でもそうだ。

お互いの良いところを好きになって付き合ったのに、

お互いの嫌なところが目について別れる。

 

合わないから離れるという選択は、

恋愛では簡単にできているのに、仕事になるとできない。

 

恋愛と仕事は別物だという人もいる。

それはその人の価値観だからこちらから否定する権利はない。

ただ、その人にどんどんストレスが溜まっていくのが予想できてしまうので

かわいそうだなと思うことはある。

同時に、この人のような生き方はしたくないとも思うので、

なるべく関わらないようになっていく。

 

自分に嘘をつくことほど、もったいないことはないと思う。

私が出会った人のほぼすべてが、自分に嘘をついて生きている人だから、

社会すらも憐れむようになってきた。

 

でも、私がどうこうするわけではない。

私は私がやりたいように、生きたいように生きるだけ。

他人の助言は求めない。

必要になればこちらから聞きに行くから。

 

私も今の会社が嫌いだが、

「会社=給料をもらいにいくところ」と割り切っているので、

意欲も持たず、ただ淡々と任された仕事をこなしている。

特に意見することもない。仕事に対してこだわりもない。

本当にこだわりたいことは、趣味の方で消化するようにしているから。

 

別に会社を辞めさせられても全然いい。

その方がお互いにWin-Winだろう。

「従業員」とはそういうものだと思う。