私は、いい意味・悪い意味の両方で、「純粋」に育ってきた。
教えてくれる人は、みんな偉い。
対して私は、なにも知らない。
両親は、素晴らしい教育を与えてくれた。
おかげで変に逸れることなく、
王道のど真ん中を歩いてこれた。
しかし、社会人になると、
それが隙となる。
上司は、みな当然血がつながっていない。
ということは、はじめから自分を無償で愛してくれるわけがない。
つまり、私にとって最も有益な動きをしない。
私視点では、「理不尽」なのだ。
これに1年耐えてみて、考えは変わった。
「大人はみんな、偉くない」
あくまで、私視点では。
自分の子供に対しては
無償の愛を捧げるであろうから、
その子にとって、ぼくの上司は
崇高で完璧な存在だろう。
誰にとっても
完璧だと感じるのは、親だけなのだ。
このことに社会人1年目で
気づけてよかったと思う。
これからは、
八方美人にふるまう必要がなくなった。
自分が大切だと思う存在にのみ
愛を捧げればいいのだ。
それ以外の人に
「あいつはクソだ」と思われようが
全く持って構わない。
私が素晴らしいと、
いとおしいと、
感じる人に
私の全力を注ぎたいと思う。