wondermoony’s diary

日々思うことや好きなことを生意気に綴っていきます。

【ブラック心理】アカギに学ぶ「勝ち方」

私は麻雀が好きだ。

初めて牌に触れたのは中学2年のときだった。

 

もともと父親がガラケーに入っていたゲームで

やっていたのは見たことがあり、

「ツモ」という言葉だけは知っていた。

ただ、それが何なのかはよく分かっていなかった。

 

やがて家にあった牌で実際にやってみたり、

スマホのゲームを暇なときにやったりするようになった。

 

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そんななかで

麻雀アニメの最高峰「アカギ」に出会う。

それは確か、大学生のとき。

 

現実世界ではありえない

生死を賭けた麻雀。

その状況下で相手の思考を読み解く冷静さ。

 

オンラインの麻雀とは

かけ離れすぎていて

戦略的にはあまり

マネできることはないなと思っていたが、

麻雀以外の部分では学ぶことがあった。

 

 

 

他人を利用して「勝つ」

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「勝ち」をイメージしたとき

多くの人は自分の内側を整備しようとするだろう。

 

突っ込みどころを無くす。

安全圏で勝負する…。

 

基本的に

ローリスク・ハイリターンを目指し

そうでなくても

ローリスク・ローリターンで

できることのなかで動く。

 

もちろん失敗は少ない。

あったとしても、それほど重大なミスではない。

 

 

しかし、そこに成長はない。

 

 

目に見えるもの、実績のあるものだけを採用し、

全く新しいものには触れようとしないのだから

当然だ。

 

しかし、アカギは違う。

己の血液と、相手の全財産を賭けた麻雀。

自分に点数が入れば金が入ってくるが

相手の点数が増えれば血液をジリジリと吸いとられる状況。

 

普通だったら

自分に点数が入ったタイミングで

血液を体に戻そうとする。

 

しかし、アカギは血液が減った状態で勝負続行

そのかわり増えた分の点数は、金に換える。

 

最終的に負けてしまえば

血液が致死量まで減って死亡、

そこまでに得た金はすべて相手に返還されるから

この選択は一見無謀に思える。

 

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しかし、

これこそが相手を利用した戦略。罠。

 

血液の減りを見て、

勝ちに飢えている相手は

「早くトドメを刺したい」と

勝ち急ぐ。

 

そして、そこにスキが生まれる。

 

冷静な判断をしていれば

着実に勝てる局面で

相手は早いアガリに目がくらみ、

自分よがりのプレーをしてしまう。

 

その一瞬の脇の甘さに漬け込み、

結局、その場面はアカギに軍配。

点数が入り

さらに金をむしり取ることに成功した。

 

相手の状況・思考を逆手にとったこのプレイング。

これは、日常生活でも応用できる。

 

自分の「勝ち」に執着することなく

逆に相手の「勝ち」をイメージすることが大事

 

相手がどんな状況だったら勝てるのか。

その戦法で100%勝てる算段が付くのか、

1%でも負ける可能性があるなら、どこにスキがあるのか。

 

そのあたりを徹底的に洗い出し、

「相手が勝つ方法」と

「相手が負ける場合」をまとめる。

 

そして、最後はそれを

自分が勝つために利用する。

 

これができたら、勝率は格段に上がる。

 

あくまで他者貢献のための「戦略」

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勝ち負けとはいうものの、

ここで注意したいのは

相手の負けは相手の損とは限らない

ということ。

 

こちらの要求が通れば

それが「勝ち」であるが、

相手に不利益を与えるものばかりではない。

 

営業だってそうだ。

ただ相手の金を奪うだけで

相手に利益がないのなら

それは「詐欺」にあたる。

 

相手が金を払って得るものがあって

はじめて売買が成立する。

 

これを買うことで

自分の生活が豊かになると想像し

納得するから買うのだ。

 

そこを逆算すると

いかに相手の力になれるか

営業では大事になってくる。

 

いくら自分のもつ商品を自分が信じていても

相手に伝わらなければ意味がない。

 

こういう場合でも

この心理術が使えるとかなり便利だ。

 

騙すようなアプローチになってしまっても

結果的に相手を満足させられればいい。

 

ナンパの誘い文句が

だいたい嘘なのも、この原理。

「待ち合わせの予定がドタキャンされた」

「この地域の地理がよくわからない」という一時の嘘で

相手にプレゼントする有意義な時間を買う。

 

真面目に生きすぎると

逆に相手のためにならないこともあるのだ。

 

戦術を使いこなすために

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この心理を使うべきは

主に自分にピンチが訪れたときだ。

 

相手が主張を押し通そうとして、

その結果自分が不利益を被る危険性があるとき。

 

すでに不利益を受けながら生活していて

状況を打破するべき場面が来たとき。

 

そんなとき、

形勢逆転の一打となるのが、この戦略。

 

場面が場面である以上、

相手側から仕掛けられたトリックや攻撃への

「反撃」の意味でしか発動せず

ただ単に自分の利益のために

相手を傷つけることには使われない。

 

そして、

これを使いこなすために

整理しておくべきことを

改めてまとめる。

 

自分側

 

・どんな不利益を被っているのか

 

相手側

 

・最終的に何を手に入れたいのか

・そのためにどんな手段を使っているのか

・その手段にこちらが漬けこめるスキはあるのか

・漬けこむために利用できる相手の思考は何か

・その思考を強めさせるために、

 こちらでできる働きかけはあるか

 

 

主に相手側の状況を考え、

しっかり把握しておくことが重要。

 

こちらの主観で

一時的に不利益があったとしても

最終的にそれがなくなるのであれば問題ない。

 

こちらの「利益を生み出す」というよりも

「不利益をなくす」という指針で考えると

お互いのためになる結論を導き出せる。

 

まとめ

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アカギは麻雀の戦略だけでなく

人生を教えてくれる。

 

それ以前に

麻雀のいうゲームそのものが

人生を生きるうえで大事なことを

教えてくれている気がする。

 

麻雀をやっていない人も

この考え方をぜひ実践してみてほしい。