wondermoony’s diary

日々思うことや好きなことを生意気に綴っていきます。

人は皆「説得力」のために努力しない

「人のために」と言ってる奴が

自分本位なように、

人が人に「指導」するとき、

たいていは説得力を伴っていない。

 

「常に気を回してゲストをおもてなしせよ」

これを「説得力」をもって発言できるのは

ゲストになった経験が深い者たち。

常にアテンドする側の人間は、

本来このような指導をしてはいけない。

 

ゲストの気持ちを

本当の意味で理解できていないからだ。

 

もちろん「ゲスト」という漠然とした定義のなかで話すとすれば、

「ゲスト」になる経験は何度もあるだろう。

ファミレスの客、パーティーの参加者、学校の生徒…この辺りは「ゲスト」といえば「ゲスト」に当てはまる。

 

ただ、その立場の時に、

感動するようなおもてなしを

受けたことはあるか?

 

順番待ちが長い、魅力的なイベントがない、先生から暴力を振るわれる…

大抵の場合、「ゲスト」として自分が受けた“おもてなし”は、皮肉にもこのようなケースが多いだろう。

 

そんな経験を踏まえて、

「最高のおもてなし」というものを理解できている人はどのくらいいるのだろうか。

 

「分からないなりに何とかしてやるんだよ」

「若いうちは我慢が必要なんだ」

そんな指導をする人もいる。

 

そんなこと口にしなくても、

背中で見せてくれれば憧れるのに…

と思ってしまうが、

背中で見せられるほどの実力者は数少ない。

 

未熟な自分の目の前に現れることはそうそう無いのだ。

 

となってくると、言葉で指導されたときは

「はい、分かりました」ととりあえず言って、

その場をしのぐだけなのだ。

後輩のそれに気づいていないのか、

見て見ぬふりをしているのか知らないが、

現状を変えようともしていない。